アーティストの努力
私が憧れたイラストレーターの大橋歩さんは
多摩美術大学絵画科油絵専攻時代、
ヴァンヂャケットにデザイン画を持ち込む。
そのとき会ったのが、
石津謙介氏
※「アイビー」で一世を風靡した
日本のアパレル企業「VAN=ヴァンヂャケット」
の長男で企画部長の石津祥介氏で、
その場で「メンズクラブ」のイラストを依頼された。
NYのストロベリーフィールズで踊るバレリーナや、
ギターを伴奏にまさかの美声で歌う男性も、
人の集まる場を選んで自分を紹介している。
今日のニューヨーク便りの
ウィリアム・カプリーは
50年前に革新的なアートの出版物を扱う
アートのベンチャービジネスを設立した人物。
https://www.facebook.com/NY.ArtWave/
かなり斬新なアイデアと
類稀なる行動力で時代を作った。
参加アーティストが作成した
ポートフォリオやカタログを
カプリーが出版物として複製。
完成した出版物に
アーティスト自身がサインして、
購読者に郵便で送る。
その出版物は
コレクタブルアイテムとして扱われる。
アーティストは、
常に、作品を、
どのように見てもらう、
どのように知ってもらう、
かの努力をしている。
インターネットが、
生活の必需品として普及している今、
アーティストも、
どこかや誰かに頼ることなく
ネットという世界で
自身を売り込む能力を
身につけて行くことが、
これからもっともっと
必要になるのではないかと思う。
NYartwaveprojectの
アート・ディレクター・森川は、
「日本のアーティストは制作は出来るけれど、
自分をどう見せるかが出来ていない」
と言っている。
とは言う私も、
長い期間自分の無力を恥じていて、
いまいち行動に拍車がかからなかった。
そういうある日、
ある事に気がついた。
すべてのものごとの
はじまりは、
小さな、小さな、「点」だということ。
【小さい】は、
恥じる事ではないのかも・・・
【小さい】がなければ
なにもはじまらないし、
生まれない。
点を続けて行くことで
線が出来て形になることに
気がついて、今に至る。