【はなぶくろ】が届きました。
【はなぶくろ】が届きました。
実際サイズは、最初のイメージとは違って小さいですが、
大切な小物などを入れていただくことは出来ますので、
目的を伝えることは出来ると思います。
試作を兼ねて、ビニールに印刷するとどうなるのかがわかりました。
絵がベタな線ではないので、くっきり、はっきりというわけにはでない
事も確認出来ました。
出来上がった【はなぶくろ】をみて、
一瞬、いらないものかも知れないな、と、思ったりもします。
それでも、黒1色で印刷したエリさんの絵が、
なんともいえないメッセンジャーの役割を果たして
くれていると感じます。
これが、アートの持つ力で役割なのだと。
この、ささやかな【はなぶくろ】で、アートによって心癒される方が
ひとりでもいらっしゃるとしたら、私にも励みになります。
袋は小さいし、黒1色だけどきつくない仕上がり。
インパクトは少ない。
という今回の【はなぶくろ】ですが、
手にした時、きっとその【なんでもなさ】が
励ましになって届くと信じます。
今年は熊本だけでなく、岩手、北海道でも被害が出てます。
そんな袋どころではないと言われそうですが、
デザートの出来る事として進めていきます。
取り急ぎ、ご報告まで。
偶然に見つけた故永六輔さんの、ものすごくわかりやすい回答です。
ERIさんの作品を黒にした理由もわかっていただけると思いますので
記載させていただきます。
Q. お葬式に黒い服しか着ないのはどうしてですか? (小2・おんな)
A.
キミはお葬式に行ったことがあるのかな?
こども:7月におじいちゃんが死んじゃったの
そうか…、
その時、亡くなったおじいちゃんは白いお着物を着ていたでしょう?
そのお着物を「死に装束(しにしょうぞく)」といいます。
それに対して、お参りする人、
つまり、亡くなった方をあの世に送り出す人たちは
、今、キミが言ったように、黒っぽいお洋服を身につけるのね。
世の中にはあの世とこの世があって、この世にいるキミは
花柄だったり、いろいろな色のお洋服を着ているでしょう?
それは生きていて面白い、楽しいっていう証拠なのね。
お葬式のとき、白と黒の幕がはってあったと思うんだけど、
それは白と黒という色が、一番静かな・ものを考える・地味な・
人を偲ぶ・など、色々なことに合っているからなんですね。
あとは、白と黒があの世とこの世を表わしているから、
この世からあの世に行く儀式のお葬式では白と黒を使う、
とも言われるの。朝鮮半島っていうところのお葬式は、
みなさん真っ白です。
それから、イスラム教とかキリスト教もそうなんだけど、
着ているものは普通のお洋服でも、
頭からかぶるショールなどは、白かったり黒かったりするんです。
あと、お葬式のとき、おじいちゃんのまわりに、
たくさんお花があったでしょう?
それはね、おじいちゃんがあの世できれいなお花に囲まれて
いますっていう演出なの。
だからお葬式の場所では、
亡くなった方を派手やかにするために、送るほうの人は、
一番地味なもの、つまり黒い色のものを身につけておじいちゃんを
偲ぶのね。
それから、お坊さんの衣裳は、白の上に黒でしょう?
それはなんでかというと、お坊さんは、あの世とこの世の真ん中
にいるからなんです。
キミがまたおじいちゃんのお墓参りに行った時にでも、
お坊さんに聞いてごらん。もっといろいろ教えてくれると思いますよ。
放送タレント・永 六輔 先生
参考/全国こども相談室
http://www.tbs.co.jp/radio/kodomotel/etc/0016.html