アーティストの努力
私が憧れたイラストレーターの大橋歩さんは
多摩美術大学絵画科油絵専攻時代、
ヴァンヂャケットにデザイン画を持ち込む。
そのとき会ったのが、
石津謙介氏
※「アイビー」で一世を風靡した
日本のアパレル企業「VAN=ヴァンヂャケット」
の長男で企画部長の石津祥介氏で、
その場で「メンズクラブ」のイラストを依頼された。
NYのストロベリーフィールズで踊るバレリーナや、
ギターを伴奏にまさかの美声で歌う男性も、
人の集まる場を選んで自分を紹介している。
今日のニューヨーク便りの
ウィリアム・カプリーは
50年前に革新的なアートの出版物を扱う
アートのベンチャービジネスを設立した人物。
https://www.facebook.com/NY.ArtWave/
![](http://tanracoon2.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2019/04/nde5l.jpg)
かなり斬新なアイデアと
類稀なる行動力で時代を作った。
参加アーティストが作成した
ポートフォリオやカタログを
カプリーが出版物として複製。
完成した出版物に
アーティスト自身がサインして、
購読者に郵便で送る。
その出版物は
コレクタブルアイテムとして扱われる。
![](http://tanracoon2.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2019/04/fgni6.jpg)
アーティストは、
常に、作品を、
どのように見てもらう、
どのように知ってもらう、
かの努力をしている。
インターネットが、
生活の必需品として普及している今、
アーティストも、
どこかや誰かに頼ることなく
ネットという世界で
自身を売り込む能力を
身につけて行くことが、
これからもっともっと
必要になるのではないかと思う。
NYartwaveprojectの
アート・ディレクター・森川は、
「日本のアーティストは制作は出来るけれど、
自分をどう見せるかが出来ていない」
と言っている。
![](http://tanracoon2.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2019/04/x1bg7.jpg)
![](http://tanracoon2.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2019/04/rj6tj.jpg)
とは言う私も、
長い期間自分の無力を恥じていて、
いまいち行動に拍車がかからなかった。
そういうある日、
ある事に気がついた。
すべてのものごとの
はじまりは、
小さな、小さな、「点」だということ。
【小さい】は、
恥じる事ではないのかも・・・
【小さい】がなければ
なにもはじまらないし、
生まれない。
点を続けて行くことで
線が出来て形になることに
気がついて、今に至る。