Taji ②
その頃二人はバリでイタリアンレストランを経営していたそうです。
絵を描く楽しさに魅入られてしまったTajiさんの関心は、
いつの間にかレストランから遠ざかり、ただ描く、描く、描くことに
なっていきます。
のりさんは言います。
『絵を描くって、音楽と一緒だと思う。
音楽を聴いていると心が落ち着くように、
描いている時って、本当に楽しいです。
だから、なぜ描くの?って聞かれても
描きたいから描くのよ。
音楽を聴くのに理由いる?
それとおんなじだとおもう。』
私は絵を描く人、アートをする人の作品が、
埋もれてしまっていることにとても残念な思いがあり、
それがNPO を立ち上げた理由にもなっています。
どんな形でも、まず知ってもらうことが必要で、
その手段としての方法を見つけていくことが
デザART の役割になると思っています。
まだまだスタートしたばかりなので、あちらこちらで
頭をぶつけっぱなしですが、それさえも楽しめるように
なりたいと思っています。
最初からすべてが完全であるわけもなく、
完全でないから始めるのですから。
今はまだデザARTって一体何?と言われることの方が
多いですが、こうしてのりさんのように、デザARTを必要
としてくれる方がいるという事は、今の私にとって、活動
の可能性を広げてくれるサポーターのようにも思えるの
です。