Taji ③
Tajiさんの絵はどれも大作です。
画像で見る絵と実物は全然違うもので、
Tajiさんの絵は、色使い、大きさともに、
迫力が圧巻です。
以下は第70回記念現展で入賞して、東京国立新美術館に展示された作品です。
バリの広いアトリエで描く絵が大きくなるのは必然です。
心地よい気候、美しい自然、流れるような時間の中で、
溢れる感情だけをキャンバスに向け、表現するのは至福の
ひと時だったことでしょう。
素晴らしく贅沢で幸せな時間。
アーティストは表現の技術者です。
人が持つ数え切れない感情を、その感性で表わします。
それは表現する技術を持たないものの代弁者といえます。
だから人は絵を観る。絵に会いに行く。
自分の中に眠る感情を思い起こしに行くのだと思います。
弟71回現展で東京国立新美術館に展示された時の
Tajiさんのコメントです。
「絵を描きながら、自分の絵にドキドキする時や、絵が動き出す瞬間を楽しむ。
そして、自分から生まれ出た作品に満足する。絵を描くことは幸せなことだ。」
絵とは、アートとは、
描く本人も幸せにし、
観る者も、幸せにするもの。
※ 『現展』
現代美術家協会
権力におもねることなく、
平和と自由を愛し、
時代と共に歩みながら、
互いに個性を尊重し合い、
常に研鑽を怠らず、
新しい美術の創造をとおして、
真の人間精神を探求する、
現展は、そういう作家たちの集団です。